こちらはチャコールグレイ無地のラムズウールを用いた1960年代前半製のバルマカーンカラーコートです。この当時のラムズウールの生地らしく、身がしっかり詰まっているにもかかわらず、驚くほどの軽さを誇ります。今日の同様のコートに比べ、いわゆるラペル(下襟)が細長く出来ているのも大きなポイントで、シャツやタイを格好良く見せることが可能です。1960年代前半の作品らしく、この種のコートとしては全体的に細身で、三枚袖のラグランスリーブもややタイトなので、近年のゴム引きコート等を着なれている方でもフィット感に違和感は無いはず。因みに裏地はエンジ色、既製品ながら芯地は今日のこの種のコートではすっかり珍しくなった総毛芯仕立てと、何気ないところにもこだわりを感じさせてくれる一着です。
価格(税別)¥68,000
サイズ:UK36相当。以下ご参照願います。
肩幅(ラグラン袖なので計測できません)、胸幅51、着丈97、裄丈86、内袖丈(脇下~袖裾)42