TOP > コートニュースレディース > アクアスキュータム 1960年代製レディスコート とにかくスタイリッシュ
細身の女性のお客様、お待たせ致しました。1960年代後半製のアクアスのコートが入りました。
写真をご覧のとおり、トルソーではなく実際の女性の方にに着ていただと一目瞭然なのですが、この時代のアクアスのレディスは、もうただただシルエットもデザインも素晴らしいの一言。著名なデザイナーやクリエイティブディレクターなんて全然いない、社内のデザインチームの作品なのに、今日の有名なラグジュアリーブランドのものよりもコートらしい優美な雰囲気が備わっているのは、いったいどうして? もはや軽薄なブランドと堕してしまったアクアスではなく、あくまでも伝統のあるコートメーカーだった頃のアクアスらしい渾身の一着です。
やや広めの襟や長めの着丈など、全体の雰囲気は当時の流行そのものですが、今着ても全く違和感が生じません。また、これも当時のアクアスのレディスに多く見られた意匠ですが、バックルを付けず初めから結うことのみを前提とした着脱自在の腰ベルトが付き、それを通す両脇のベルトループは、まるで糸のような極細のものです。表地はポリ67%綿33のポプリン(ウェザークロス)。この素材は丈夫さでは定評が高く、製造から50年近く経った今でも極めて良好なコンディションであるのはこの素材のお蔭かもしれません。また、このトレンチにはウールライナーが付属せず、裏地もハウスチェックではなく表地とほぼ同色の無地のレーヨン系のものが使われています。
まあ、いろいろ書きましたが論より証拠・百聞は一見にしかず。まずは見にいらして下さいませ。美しさに卒倒すること、確実です!
価格:¥78,000+税
サイズ:表記はUKレディスの8、ただし実質的にはUK6です(日本の5~7号相当)、以下ご参照願います。
肩幅39、胸幅45、着丈113、袖丈54
2016-12-13