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ヘビーウェイトウールコート特集その① 1950年代製ボックスコート

ご覧の通りの懐かしい雰囲気のコートが入荷しました。第二次大戦後から1950年代中盤にかけて世界的に大流行した、ボックスコートです。その名の通り、前身頃に胸ダーツも脇ダーツも付かない結果、ウェストに絞りがほとんど入らない箱型シェイプが大きな特徴です。

 

製造は当時ウールコートでは非常に定評のあったブランド・JOHN COLLIER。生地は非常に分厚いウール、しかもチャコールグレイ無地なので重厚さが一層強調されています。また、裏地には”Milium”と呼ばれる当時の最先端のものが用いられています。この裏地が付いているものは弊店でもこれまで何着か扱いましたが、寒さが増すにつれて暖かさも増すのが特徴のようで、欧米で非常にもてはやされたものだったようです。

 

分厚い表地と暖かい裏地、となると東京ではオーバースペック? とはいえ、例えば寒い地域にお住まいの方やその方面に良くいかれる方にはまだ魅力があるコートの筈。コンディションも抜群です。こういう重装備品は持っていて絶対損はしませんよ!

 
価格:¥108,000+税
サイズ:表記はUK40。以下ご参照願います。
肩幅48、胸幅58、身幅58、着丈118、袖丈66

2018-11-30

OLD HATはロンドンのフルハムにある世界的に有名な英国ヴィンテージクロージングの有名店です。
弊店はそのお店の姉妹店になります。

残念ながら、今では我々がヴィンテージとして売れるクオリティーの高い古着が入手困難になってしまった為、ロンドン店のオーナーと共にクオリティーの高い英国服を復刻させようと試みました。しかし、かつて素晴らしい服を作っていた工場は次々倒産・閉鎖して、現在ではもう我々の知る良質の英国製品を再現することができなくなっていました。

そこで、世界で最高の縫製技術が残っている日本でそれを再現することを選びました。日本の規格とは全く違う英国のスタイルを再現するのに相当苦労し、メーカーに多大な協力をお願いして、弊店のオーダーラインナップは完成しました。


英国スーツスタイルの本質は普遍的で着る人を引き立てることにすべてを注ぎ込みます。その人、その場の全体の雰囲気を上質に変えることができるのが英国のスーツの真髄です。

我々は1960~70年代のサヴィル・ロウにあった往年の、"既製服のRolls Roice" Chester Barrieや Henry pooleのビスポークスーツ等多くのアーカイブを研究し、その結果我々が納得する英国の伝統を踏襲したスーツスタイルを再現することができました。

OLD HAT レーベルでは、古着では難しかったジャストサイズをヴィンテージ生地等で往年のスタイルを再現して提供できるようになり、多くのお客様のご要望に応えることができるようになりました。100年以上の服飾アーカイブを見続けてきた弊店では、歴史上の様々なスタイルをご相談可能です。可能な限りご要望にお応えしたいと思います。

SWINGレーベルでは多少制約はありますが、お客様個人個人の体形に合わせた補正を行い、普遍的でビジネスに於いて味方になるスーツをご提案させて頂きます。
弊店では、お客様にとってのウェルバランスをご提案させて頂き、流行に左右されないお客様のキャラクターを引き立たせるスーツ、特に営業の方には丈夫で自分に自信の持てるパワースーツをご提案させて頂きます。

最後に、ご縁あって弊店に辿り着かれた多くの方に本物の服を着る幸せを感じて頂ければそれが、我々スタッフ一同の喜びです。そのために、これからもより良い商品を追及し続けて参りたいと思っております。