2019-20秋冬オーダー生地情報④ 実は「スゴい」のがある、やればデキる子カノニコの秋冬物!
イタリアのカノニコの生地、と聴いて皆さんどのようなイメージをお持ちになるでしょうか? 恐らく「英国製の生地に比べると確かに発色は良いけど、ソフトな分コシがなさそうで頼りなげ……」的な方が多いのでは? まあ、確かにそんな生地も多いのですが…… 侮ってはいけません!!! ここが本気を出すと、現行の下手な英国生地よりずっと「往年の英国生地」的なものを作ってくるのですから。この秋冬のそんな代表例をご紹介します。
まずは上の写真、カノニコ・秋冬の隠れた大定番・ウェイト360g/m(12 Oz.)のサージです。イタリアのスーツ生地としては超・重量級になりますが、私達にはお馴染みのウェイトですよね。これが変な英国生地より糸の密度が高い(打ち込みがしっかりしている)せいか、ハリとコシがしっかりあって嘘みたいに仕立て映えするのです。また良い意味で起毛感も少な目な分、特にお堅いビジネスシーンには持って来い。濃紺無地はダブルのブレザーとかでもいい感じではないでしょうか。落ち着いた色柄ばかりのためか、この生地は毎シーズン初期で完売することが多いので、早めのご注文がお勧めです。
(いずれも税抜き)
Swing High Gradeでお仕立ての場合。
シングル2ピーススーツ・・・¥88,500~
シングル3ピーススーツ・・・¥102,500~
シングルジャケット・・・¥57,000~
OLD HAT Heritage Lineでお仕立ての場合。
シングル2ピーススーツ・・・¥113,000~
シングル3ピーススーツ・・・¥133,000~
シングルジャケット・・・¥91,000~
トラウザーズ・・・¥41,000~
一方下の写真は、カノニコが昨年の秋冬にリリースし大評判だったカバートクロス地です。実はカバートコート向けには今季弊店イチオシの生地がこちら! ウェイトは440g/m(14 1/2 Oz.)とコート地としてはそこまで重くはないものの、その分長い期間着回せそうです。表面の質感も英国生地顔負けにしっかりしているので、決して軽々しくは見えませんのでご安心を。そして何と言っても色数が豊富で、しかもどの色もイギリスっぽい「くすみ」もあるので、言われないとカノニコ製とは気付けない筈。コートだけでなくツイードジャケットの下に穿くトラウザーズにもお勧めです。
(いずれも税抜き)
OLD HAT Heritage Lineでお仕立ての場合。
カバートコート・・・¥140,000~
チェスターフィールドコート・・・¥140,000~
トラウザーズ・・・¥46,000~
2019-08-23 UPDATE